私記 駆け出しWebディレクターの日記

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「2人だけ」の物語。短編傑作漫画「カナリアたちの舟」の感想

カナリアたちの舟」
/全1巻/作者:高松 美咲 出版社:講談社


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あらすじ

高校生の宇高ユリは、ある日の帰り道、 空を覆い尽くすほどの巨大な飛行体と遭遇する。 破壊される街、次々に殺されていく人間― ―気を失ったユリが意識を取り戻したのは、 日常とかけ離れた異世界だった。そこで唯一出会った人間は、 北沢千宙という男性。 他に人間はいないのか、あれから友だちや家族はどうなったのか― ―帰りたい場所はまだ残っているのか。 ふたりのサヴァイヴァルが始まる!

読後の余韻が半端ない!

以前書いていた、完結した漫画を紹介するブログの記事をリライトして載せています。
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高校生活を満喫するユリちゃん。

日常を退屈に思いながらも それなりに楽しんでいました。

 

kanaria_1.png もう一人の主人公、千宙(ちひろ)君。冴えない生活を送る薬剤師。

 

ユリちゃんは家族・友達を恋しく思い孤独に浸る。

しかし、千宙君は全くその気は見せず、淡々と異世界にいるという現実を「ま〜仕方ないね」くらいにしか思ってないようです。

ユリちゃんは孤独を感じているみたいですが、 千宙君はどうも僕と同じで一人を満喫しているように見えます汗

kanaria_3.png 2人が暮らすことになったサナギのような形の建物。 

 

この漫画を読んで孤独とは人と関わるから感じるというのがわかりますね。 よく考えればわかりますが、寂しいとか誰かに会いたいとか思うのは、 その対象がいたりそれまでいたからだと思います。だから僕は余り孤独を感じないのかも(笑)

では、千宙君はどうだったのでしょうか?


おそらく彼も、孤独を感じていたのだと思います。
ユリちゃんに出会って、初めて(ネタバレに近いかも...)彼は人と接します。 その2人だけの状況で生まれて初めて孤独を感じるのです。


お互いの孤独の中で、それを補完するために どうにか「2人だけの世界」をお互いで作ろうとします。


しかし、千宙は初めて孤独(作中では人間の執念 )を感じ、 戸惑い、そして、彼は終盤ある行動に出ちゃいます!

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最初はお互いのことが理解できずに対立することもあった2人だが、 徐々に距離が縮まり「2人だけの世界」に慣れるが...

終盤で2人は残酷な現実に突き当たります。 その中でユリちゃんと千宙君はそれぞれの孤独と向き合い決断を下します。
それは「2人だけ」の世界を壊す決断でした...

読んだあとは、なんというか...ものすごく切ない気持ちになります。

以上「カナリアたちの舟」の感想でした。


リライトする前に読み直そうと思ったけど、断捨離をした時に捨ててしまいました!なので、今回はKindle版で再読。基本的に感想部分は余り書き直す箇所はなかったですね。

ただ、当時と同じく僕が独り身だという現実も変わりなかったです汗

今年こそは良い出会いを期待します!!