私記 駆け出しWebディレクターの日記

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自分の肉体が力尽きぬのに、魂が先に力尽きるのは恥ずべきことだと思はないか?

こんにちは!管理人のマスノです。

皆さんは嫌なことや困難なことに直面したらどうしますか?

 

僕だったら嫌だな...と思いながらも解決する方法をしぶしぶ探します。

人間なので嫌なことからは逃げたいのは当たり前です。

 

脳もストレスを感じることから必然的に逃げようとするので、困難を前にして逃げるのはある意味人間の本能ではないでしょうか?

 

僕みたいな一般人だったらそれでもいいかもしてません。しかし、国を動かす指導者や組織で重要な立場にある人間は逃げること=組織の崩壊をもたらすのでそうはいきませんね汗

 

そこで、今回は困難に立ち向かうための良書「自省録」を紹介します。

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現役のローマ皇帝による日記

まず「自省録」を紹介する前にその著者についてお話ししたいと思います。

著者名はマルクス・アントニウス・アウレリウス。教科書で5賢帝最後の一人として紹介されているので名前だけは何となく知っている人も多いのではないでしょうか?

ちなみにハリウッド映画のグラディエーターで悪役である実子に殺されるのもこの人です。現実では病死ですが。

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マルクス・アウレリウス・アントニヌス(Marcus Aurelius Antoninus/121年4月26日-180年3月17日/男性)は、第16代ローマ帝国皇帝。五賢帝の最後の1人。 ストア派哲学に精通し、晩年に自らの体験を「自省録」に遺したことから「哲人皇帝」と称された人物。対外政策においてはパルティアとの戦争に勝利を収めたものの、蛮族への予防戦争として始めた遠征(マルコマンニ戦争)は長期戦となり、陣中で没した。

Amazon書籍より引用

この人の治世中はパックスロマーナと言われて、イギリスの史家エドワードギボンからは世界で一番幸福な時代と呼ばれるほどローマ帝国が反映していました。

実際のところそうでもなく、国内では貧富の格差やペスト、国外ではゲルマン人や隣国との戦争などこの後にローマを衰退させる要因となる出来事が次々を発生していました。

 

僕が思うにマルクス・アウレリウスはこういった有事を果敢に対処できる指導者タイプではないです。しかしローマ皇帝という立場上、戦場の陣頭に立って戦いを指揮したり不慣れなこともする必要があります。

特にローマ皇帝インペラトールといって、軍隊の総司令官なので対外戦争には常に出る必要がありました。

その必要がなくても責任感が強いこの人のことだから常に戦場には立っていたでしょう。ただその心労が原因かわかりませんがローマ皇帝としては初めて陣中で死んでいます。

 

この「自省録」はそんな最中に書かれた日記です。

困難に出会った時の心構えが書かれている

内容的には、

 

自分の肉体が力尽きぬのに、魂が先に力尽きるのは恥ずべきことだと思はないか?

 

一つ一つの行動を
人生最後のもののごとく行え。

 

幸福はどこにあるのか?

名誉を愛する人
他人の行為の中にある
と考える。

快楽を愛する人
自分の感情の中にある
と考える。

悟った人は
自分の行動の中にある
と考える。

 

忍耐は正義の一種だ!

 

君がなにか外的の理由で苦しむとすれば、君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、それに関する君の判断なのだ。

 

など困難に直面した自分に対して問いが書かれています

 

日記なのにとても整った文章で書かれているので、マルクス・アウレリウスの教養の高さを感じますね。

 

哲学書とは違い、学者ではなく現場の人間が”困難に立ち向かうにはどうすればいいか?”を突き詰めて文章にした本なのでけっこう心に突き刺さる文言が多いです。

 

能力的には同じ5賢帝のトライアヌスハドリアヌスには及ばないが、この人が愛されているのは困難な状況に逃げずに立ち向かったことと、その心境が「自省録」として残ったからだと思います。

 

自分に困難が降るかかった時にどうすればいいか?どういう心構えで望めばいいのかを示してくれる一冊と言えるでしょう!