私記 駆け出しWebディレクターの日記

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何故中華帝国は分裂しても復活して地中海帝国は復活しなかったのか?自分なりに考えてみた①

こんにちは!
管理人のマスノです。

 

MAMORIOと並んでボーナスで購入した魏晋南北朝をやっと読み終えた。

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この本を読んだきっかけは前にも話したけど、中華帝国は分裂しても統一したのに何故ローマ帝国は再統一されなかったのか?が知りたかったからです。

もちろん中国史の本なのでそのことについて書かれていないけど、自分なりに答えが出ました。

 

結論からいうと「文化・文明を保護する知識人の層が中華では残ったが、ローマ世界でそれを担った元老院階級は滅びてしまったから」だと思います。

このブログは1つの記事を30秒以内で読めるようにしているのでわかりやすく軽く説明します。

ローマ帝国元老院

ローマ帝国とは...

西洋古代最大の帝国。前8世紀ごろ、ラテン人がテベレ川下流域に建てた都市国家に始まり、王政、のち共和政(前509~前27)を経て、前27年、内乱を収拾したオクタビアヌスの即位により帝政に移行。最盛期の五賢帝時代(96~180)その版図は最大となり、東は小アジア、西はイベリア半島、南はアフリカの地中海沿岸、北はブリテン島に及ぶ大帝国となった。2世紀末から衰退し、395年東西に分裂。東ローマ帝国は1453年まで続くが、西ローマ帝国は476年、オドアケルに滅ぼされた。学術・芸術ではギリシャの模倣の域を出なかったが、法制・軍事・土木面にすぐれ、後世に大きな影響を与えた。

※出典:コトバンク

要するに地中海を中心に反映した古代帝国で、2000年前なのに都市には上下水道が完備されていたり、コロッセをなどの巨大建築を作ったり、水道橋で各都市に清潔な水を供給していたチート国家です。

建築物だけなく法律によって個人の権利が守られているローマ法は今の法律にも当たり前ですが影響を与えています。

元老院はそのローマ帝国の支配・指導者階級のことです。

 

ちなみにローマ帝国の主権は皇帝ではなく、「SPQR」=「Senatus Populusque Romanus」(セナトゥス・ポプルスクェ・ロマヌス)→「ローマの元老院ならびにローマ市民」にあると明言されています。

それほど元老院階級はローマ帝国全体に影響を与えていました。

 

彼らはエリートで富裕層ですが、無償で市長や議員を勤めたり公共建築や貧困層などに多額の寄付をしたりと今でいうノブレスオブリージュ(簡単に言うとお金持ちは社会的責任を果たさないといけないとい考え)がかなり高かったです。


現在の国名でいうとイタリア、イギリス、スペイン、ポルトガル、フランス、ベルギー、モロッコアルジェリアチュニジアオーストリアクロアチアセルビアギリシャブルガリア、トルコ、シリア、エジプト、リビアチュニジア...などがローマ帝国でした。本当はまだまだあるけど多すぎてこれ以上書くのがめんどくさい

この地図を見るとヨーロッパ文明というよりかは地中海文明に属する国家だったことがわかります。全盛期の人口は6000万人で、これは後に紹介する中華帝国と同じくらいの人口です。

特定の支配者だけでなく最下層の人間まで帝国の恩恵は行き渡り、イギリスの歴史家であるエドワード・ギボンは全盛期のローマを「世界史上最も幸福な時代」と言っています。

ちなみにローマ帝国が崩壊後、栄養不足から平均身長が下がっていき、同じ水準まで回復したのは産業革命頃なんだとか...

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この大帝国が異民族の侵攻によって...

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こんな感じに分裂しちゃいました汗

かろうじて東部が東ローマ帝国ビザンツ帝国として紆余曲折を経て1453年まで生き残りますが、ローマ帝国として再統一されることがないまま今に至っています。

 

もちろんビザンツ帝国も何度か再統一に向けて動いたのですが、世界史の教科書に載っているユスティニアヌス法典の製作者であるユスティニアヌス帝の時に良いところまでいっただけで、後は自領を守るのに精一杯で今のトルコ共和国の前身であるオスマントルコ帝国に滅ぼされました。

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薄い緑までは頑張ったけど結局異民族に再度取られた...

 

今日はここまでにします。

まとめると、

1:ローマ帝国は現在から考えてもチート国家

2:少数の富裕エリートである元老院議員がその支配・指導者層

3:元老院は金持ちだけど多額の寄付をしたり無償で議員になるなどめちゃくちゃ帝国に貢献した

4:いろいろあって異民族に侵攻されて分裂した

5:再統一しようと思ったが結局出来ないまま今に至る

 

続きはまたいつか書こうと思います。